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日本講演新聞のご案内

日本講演新聞3089

方丈記の世界偽悪――自らを偽り、修行に励む

国際日本文化研究センター名誉教授
荒木浩さん

私は、平安時代から鎌倉・室町時代の文学作品を研究してきました。今回は『方丈記』について、現在私が考えていることも合わせてご紹介します。『方丈記』は「ゆく河の流れは絶えずして」で始まる文章や、庵での隠棲生活、災害の描写などがよく知られて…

社説時代が変わっても変わらぬ仕事の思想

魂の編集長
水谷もりひと

名が体を表すように日之影町はとても地味な町である。しかし、そこには世界に誇れる文化がある。地元のマダケを使って作る竹細工である。廣島一夫さん(1915~2013)が作る竹細工、例えば、農作業や山仕事に欠かせない「カルイ」と呼ばれる…