トイレ掃除30年
多賀城掃除に学ぶ会代表世話人小畑貞雄
私は、宮城県仙台市の貧しい農家の長男として生まれました。
高校卒業後は、親戚のすすめで自衛隊に入隊し、モールス信号や暗号通信の技術を学びました。
6年で除隊し、地元の木材会社に就職しました。15年ほど勤めた頃、会社関係者が汚職事件で逮捕され、私も会社を辞めざるを得なくなり、その後は蒲鉾会社で配送の仕事をして生計を立てるようになりました。
その頃から、私は自分の将来に不安を覚えるようになりました。
「自分は何をしても人より劣る。体も小さいし、勉強もできない。そして吃音がひどい」と思い悩み、心の支えを求めて本を読み漁りました。
それでも夜になると不安が押し寄せ、胸が締めつけられるような思いに駆られていました。
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多賀城掃除に学ぶ会代表世話人
【おばた さだお】1955年生まれ、宮城県多賀城市在住。陸上自衛隊(航空隊)や木材会社勤務などを経て、2009年に同会を設立。学校や公共施設のトイレ掃除を通じ、「心を磨く掃除」を実践してきた。東日本大震災では被災しながらも避難所のトイレ掃除を続け、多くの人に感動を与えた。凡事徹底を信条に、地域に奉仕する生き方を貫いている。
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