私の教育改革
カリスマ校長と呼ばれた男大畑誠也
今日、私が皆さまに申し上げたいことは「大きな声を出せたら人生はうまくいく」ということです。
私は保育園から大学まで教育の現場に足を運んでいますが、どこに行っても「大きな声のあいさつと返事」を指導しています。
大きな声が出るようになるとどういうわけか、いじめが減ります。仲良くなります。みんな心を開き、会話が楽しくなります。
二つ目、スカッとします。心が前向きになります。笑顔になり明るくなります。
三つ目、自信が湧きます。嫌なことを忘れます。悩みから解放され、希望が出ます。
四つ目、人生が楽しくなります。
大きな声のあいさつと返事は、心のスイッチをオンにします。そのスイッチが入ればやる気状態になります。
これを言われたのはもう亡くなられましたけど、筑波大学名誉教授の村上和雄先生でした。「イキイキ、ワクワク生きることが遺伝子を活性化させる」と。
声が小さいと遺伝子が活性化しないんですね。だからやる気が出てこないんです。
リーダーにスイッチが入れば組織は変わります。私は熊本の県立高校の校長を6校経験しましたが、全部改革してきました。生徒数を増やし、大学進学率を上げ、部活動の成績も上げました。結果を出したから自信を持って言えるんです。
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カリスマ校長と呼ばれた男
熊本大学法学部卒業。平成7年県立天草東高校校長に就任。在任3年の間、廃校寸前だった学校の生徒数を倍増に導き、カリスマ校長と呼ばれた。菊池高校、熊本商業高校、八代高校、第一高等学校、盲学校の各校長を経て九州ルーテル学院大学客員教授に就任。平成30年同大学退職。
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