よりよく繋ぐ社会のバトン

ゴミ分別から始めたまちづくり

環境副大臣/参議院議員/元横浜市長中田宏

「私は政治が苦手です。政治のことは分かりません」と言う人がいます。

「でも政治は私たちの社会のことです。それに関心を持つって大事なことだと思いませんか?」、私はついそう言いたくなります。

私は大学で経済学部に進学し、ゼミでは経済政策議論を多数交わしました。

でもどんなにいいアイデアを出して議論しても、「行う」と決めなければ前には進めません。

「それを決めるのが政治」ということを学ぶ中で、私は政治を意識するようになりました。

そして「松下政経塾」に入塾しました。

この塾の創設者である松下幸之助さんは、松下電器、今のパナソニックの創業者です。

その幸之助さんが84歳で立ち上げたのが松下政経塾でした。

当時、日本は世界から、「経済は一流、政治は三流」と評価されていました。

中田宏

環境副大臣/参議院議員/元横浜市長

【なかだ ひろし】1964年(昭和39年)生まれ。青山学院大学経済学部卒業後、松下政経塾を経て、平成5年から衆議院議員を通算4期、平成14年から横浜市長を2期務める。令和4年より参議院議員。令和6年より環境副大臣兼内閣府副大臣。国会掃除に学ぶ会をつくり、事務局長を務める。著書に『なせば成る: 偏差値38からの挑戦』(講談社)などがある。