僕が人生を愛している理由
「世界一明るい視覚障がい者」成澤俊輔
自己紹介もかねて、僕自身の「捉え方」について紹介しましょう。
僕は2歳で網膜色素変性症が判明し、次第に視力を失っていきました。今は光を感じられる程度です。
以前は様々な困難を抱えた人への就労支援事業などをしていました。
今は多種多様な業種の経営者の「伴走」(コンサルティング)を主に行っています。
まず僕の外見を見てほしいのですが、パッと見て分かる通り金髪です。
「自分の姿は見えないのになぜだろう」と不思議に思うかもしれません。
それは皆さんに「ヘアスタイルは自分の容姿を見て楽しむものだ」という先入観があるからです。
ちなみに金髪にしたきっかけは、僕が「伴走」をしている美容室の方に「成澤さん、なんで金髪じゃないんですか?」と言われたことです。
これが僕には「金髪が似合いますよ」と聞こえてしまったんですね(笑)。
そして金髪にすると、周りの人が声をかけてくれるようになりました。
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「世界一明るい視覚障がい者」
【なりさわ しゅんすけ】1985年佐賀県生まれ。キャッチコピーは「世界一明るい視覚障がい者」。徐々に視力を失う難病・網膜色素変性症を持つ。2011年12月、就労困難者の就労支援と雇用創造をするNPO法人FDA事務局長に就任。就労困難者の「強み」に焦点をあてた、相互に働きやすい環境づくりに取り組む。2016年8月より同法人の理事長に就任。2018年第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞・実行委員会特別賞を受賞。2020年4月に事業承継し、現在は約60社の経営者の伴走を行う。
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